目次
Elastic stack (Elasticsearch) Advent Calendar 2017の1日目の記事になります。
まだ、1ヶ月を残していますが、簡単に今年起こったことを振り返ってみようかと思います。思った以上に色々ありましたね。。。
Elastic Stack 5.2.0リリース (1月)
HeatmapがKibanaで追加されたり、Heartbeatがベータですが追加されました。 個人的には、Terms aggregationのFiltering Valuesによるパーティションが便利になったと思います。Terms Aggsでページングに似たことができるようになりました。
Elastic{ON}17開催 (3月)
第3回目のユーザカンファレンスが開催されました。 バレーダンサーの踊りから始まったキーノート、様々なユーザ企業によるユースケース発表などいろいろありました。 セッションはこちらのサイトからから録画を見ることができます。 SQL for ElasticsearchやAwardが目を引いたと思います。SQL対応まだ出てきていないですが、もうすぐじゃないかと!
Elastic Stack 5.3.0リリース (3月)
Filebeat moduleが導入され、ログファイルを取り込んでKibanaで可視化するまでの手順がより簡単になりました。Elasticの目指しているものの一つに、シンプルな使い方、簡単にはじめられることといったものがあります。KibanaのTimepickerもより便利になったのも、このバージョンからです。
ShayがCEOに (5月)
2月にすでに発表されていましたが、Elasticsearchの生みの親のShay BanonがCEOに正式に就任しました。CEOになってさらに、精力的に様々なことをやっていて、本当にすごいなと思います。
Elastic Stack 5.4.0、6.0.0-alpha1リリース (5月)
5.4.0リリース記事はこちら、6.0.0-alpha1リリース記事はこちら
5.4.0は節目になるリリースでした。Machine Learningがベータリリースとして、X-Packに追加されましたし、ElasticsearchではCross Cluster Searchの改善が進みました。LogstashではPersistent QueueがGAになりましたし、KibanaにはTime Series Visual BuilderやEvent Contextなどが追加されますます使いやすくなりました。
また、6.0.0のalpha版も同時にリリースされ、様々な方からのフィードバックが集まり始めました。
Elastic Cloud Enterprise GAリリース (5月)
Elastic Cloudのバックエンドの技術を製品に採用したものになります。 多くのElasticsearchクラスタを管理しないといけない方には朗報でした。
OpbeatがJoin (6月)
Opbeatチームがジョインしたのが6月です。Elastic StackがAPM(Application Performance Monitoring)でも活躍することになりそうです。APMの仕組みとしては、APM Agentをアプリ側に配置し、APM Serverへデータを送信し、Elasticsearchに保存、Kibanaで可視化するという流れになります。
Elastic Stack 5.5.0リリース (7月)
Machime LearningがGAリリースになったのが5.5.0です。色々な方から質問を受けました。それ以外にも、ElasticsearchのWindows MSI InstallerやKibanaのFilter editorなどが追加されました。Filter editorはこれまで検索条件を記述するのが難しいと感じていたKibanaユーザにとても喜んでもらえたものじゃないかなと。 GrokDebuggerが導入されたのもこのタイミングです。
Elastic Stack 5.6.0リリース (9月)
5系最後のマイナーリリースであり、6へのアップグレードが楽になる様々な仕組みが用意されたのがこのバージョンです。ElasticsearchのJava High level REST clientが導入されたのもこのバージョンです。本当に様々な機能が次のメジャーバージョンとの互換性のために組み込まれています。。。
Elastic Cloud on GCP (9月)
これまで、AWS上のみで展開していたElastic CloudがGCP上でも展開されることになりました。残念ながら、日本リージョンはまだありませんが、問い合わせなどが増えれば今後サポートされる可能性が高くなると思います!
Elastic APM alpha (9月)
OpbeatチームによりElastic StackのAPMがAlphaですがリリースされました。APMがOpen Sourceで利用できるんです!Agentがもっと増えてくると色々なことに使えるようになると思います。ぜひAgentを作成してみてください!
Elastic Stack 6.0.0リリース (11月)
待ちに待った6.0.0のリリースです。新機能については本日(12/1)の昼に行われるウェビナーをご覧ください!
SwiftypeがJoin (11月)
Swiftypeと呼ばれる検索のSaaSを提供している会社がジョインしました。 個人的には今年一番嬉しいニュースです。やはり、検索が好きなので。 簡単にSite Searchを構築できる仕組みは非常に面白いものです。 興味のある方は、ぜひ触ってみてください。日本語固有の機能などはまだないので、今後関わっていければなーと。
Elastic{ON} Tour Tokyo開催 (12月)
まだ開催前ですが、今年も東京で1dayイベントを開催します。 残念ながら、もうSold outなので、キャンセル待ちになってしまっているみたいですが。私もスピーカーとして喋りますし、AMAブースにも立っています。 参加される方はぜひ声をかけていただければと思います。
OSC 2017.Enterprise (12月)
オープンソースカンファレンスで今年も様々な都市に出張しました。 今年の締めくくりということで、12/8に渋谷で開催されるカンファレンスに出展します。時間のある方は、ぜひブースに遊びに来てください。入門者向けのセッションもあるので、こちらもお待ちしております。
まとめ
超駆け足ですが、今年を振り返ってみました。 今年もいろんなことがありました。書くのが大変だったw。 OSCなどイベントで声をかけていただいた皆様、ありがとうございました。
さて、Elastic Stack Advent Calendar 2017は始まったばかりです。これからの記事を楽しみにしています!
ということで、
次はaeroastroさんの「Elasticsearchのインデックスを本当の意味で無停止再構築する方法」(Advent Calendarのページはこちら)になります、お楽しみに!
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