目次
※この記事は次のブログを翻訳したものになります。
原文:Elasticsearch 2.0.0-beta1 released
本日(8/26)、Lucene 5.2.1ベースのElasticsearch 2.0.0-beta1をリリースしました。 本リリースは469名のコミッターからの2,500以上ものpull requestを含んでいます。 pull requestのうち、約850が2.0のための新規のものとなります。
注意事項 本リリースはベータリリースであり、テストを目的としたものとなります。 Elasticsearch 2.0.0-beta1は Elasticsearch 2.0.0 GAと互換性があるかどうかの保証はありません。
本番環境には利用しないでください。
Elasticsearch 2.0.0-beta1のダウンロードおよび、すべての変更についてはリンクをごらんください。
Elasticsearch 2.0.0-beta1には次の新しい変更が含まれています。
- Pipeline Aggregations:これは、他のaggregationsの結果に対するAggregationを実行できます(導関数、移動平均、Holt Winter予測アルゴリズムなども含む)
- ディスクやファイルシステムキャッシュにより適したより良いデータの圧縮
- doc-valuesがデフォルトになったこと、マージ実行時のメモリ使用量の低減、フィルターキャッシュのためのroaring bitsetsなどにより、ヒープの使用率がより効率的に。
- 構造化された例外
- 最適化されたクエリ実行順序、フィルタの自動キャッシュ、より高速なクエリに書き換えられたparent-child
- 設定の代わりに、フィードバックループを使用した自動調整
- トランザクションログへの書き込みがデフォルトで、アトミックでかつ冗長に
- 安全で明確で信頼性のあるタイプマッピング
- デフォルトでローカルホストでのみクラスタを構成
- クラスタ状態の差分によりより高速に変更を伝搬
上記の変更以外にも、多くのElasticsearchおよびLuceneに対する継続的な変更が含まれています。 これらは、Elasticsearch 2.0をより安全に、より簡単に、より良いものにしています。 本リリースに関するより詳しい情報が次のブログにあるので、参考にしてください。
- Elasticsearch 2.0.0.beta1 coming soon!
- The Great Mapping Refactoring
- Store compression in Lucene and Elasticsearch
- Better query execution coming to Elasticsearch 2.0
- Out of this world aggregations
- Staying in Control with Moving Averages - Part 1
- Staying in Control with Moving Averages - Part 2
- The Delete by Query API Is now a plugin
- Elasticsearch unplugged - Networking changes in 2.0
また、Elasticsearch 2.0.0-beta1のドキュメントも参考になります。 特に、2.0での重大な変更点については必ずごらんください。
Core plugins
コアプラグインの開発の方法を変更しました。 公式にサポートしているプラグインは、現在elasticsearchのリポジトリに含まれています。 これにより、コアと一緒にテストされ、Elasticsearchと同じタイミングでリリースされます。 コアプラグインはElasticsearchと同じバージョン番号隣ます。 インストールは次のようになります。
sudo bin/plugin install analysis-icu
プラグインの新しいドキュメントは私たちのWebサイトのGuideにあります。
Commercial plugins
私たちの商用プラグインもElasticsearchと同じバージョン番号となり、Elasticsearchと一緒にリリースされます。 ShieldやWatcherはすでに2.0.0-beta1が利用可能です。 インストールのコマンドはは次のようになります。
sudo bin/plugin install license
sudo bin/plugin install shield
sudo bin/plugin install watcher
MarvelおよびSenseに関する新しい情報もありますが、もう少しお待ちください。
2.0.0-beta1の商用プラグインに関するドキュメントは次のリンクからごらんください。
Elasticsearch Migration plugin
Elasticsearch 2.0.0-beta1を試す前に、 既存のインデックスのアップグレードするためになにか行う必要があるかどうかを確認するためのElasticsearch Migration Pluginもリリースしました。 2.0.0では機能しない、問題のあるマッピングなどを見つけるために便利なプラグインです。
このプラグインの利用方法についてはElasticsearch Migration repositoryをごらんください。
既知の問題
同じインデックスの異なるタイプに、同じ名前のip
タイプのフィールドを追加した時に、問題があることがわかっています。
この問題は次のリリースでフィックスされます。詳細は#13112をごらんください。
テストしましょう!
Elasticsearch 2.0.0 GAをすぐにリリースできるようにより多くのベータテスターをお待ちしています。
ぜひ、Elasticsearch 2.0.0-beta1をダウンロードして、試してみてください。 そして、感想をTwitter(@elastic)やWebフォーラムなどで教えて下さい。 また、問題がありましたら、GitHub issues pageで報告をお願いします。
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