Lunakey Miniを組み立てて、BLE+LPME-IO化してみた #DIYキーボード

Posted by johtani on Friday, April 30, 2021

目次

Sofle v2を長らく使っていましたが、コンパクトなのもやっぱりいいよなぁというときにKochi KeyboardからLunakey Miniが発売していました。 小指のあたりの傾斜が使いやすいかも?ということで、組み立ててみました。

もちろん購入はKochi Keyboardさんからです(購入はこちらから)。

Lunakey Miniビルドガイド

作者のYoichiroさんが公開しているビルドガイドが詳細まで書かれています。 こちらをまずは参照してください。

ビルドログ(主にツイート)

私の組み立てについては、Twitterでツイートしていたものがありますので、そちらを貼っておきます。 ちなみに、ツイートしていて躓いているときに、作者のYoichiroさんからたびたびコメントをいただきました。 ありがとうございました!!

間にいくつかコメントを差し込んでいます。

コンスルー問題

ここで問題が発覚。右手(ツイートではぼけていて、左手と書いています)についてはダイオードが1か所浮いていただけなので、はんだ付けですぐ直りました。 左手側が大問題です。そもそも右手につけたProMicroへの書き込みができませんでした。 キーボードによっては、ダイオードなどを付ける前からまず、リセットボタンを付けて、ProMicroを指して書き込みをする場合もあります。 ただ、その書き込みができない。 (ちなみにこのタイミングでテスターをつけっぱなしにしていたのが発覚し、9V電池切れのため翌日に持ち越した。。。)

テスターで調べてみたところ、リセットボタンとProMicroがうまく通電していません。

どうも、左手の基盤のProMicroの足の穴がコンスルーとの接触が悪いみたいでした。 コンスルーの足を無理やりまげて(3個のコンスルーの足を折りました。。。)、通電できるようにして解決(結局あとでいくつかの足についてははんだ付けしました)。

LED実装

鬼門の表面実装ですが、LEDを1個破損するだけで乗り切りました。ちょっと色はおかしかったですが、これはおそらくProMicroの足のせい。

ソケットの実装x2

ロープロファイル(Kailh choc v1)のキースイッチも試してみたいので、MXと両方のソケットをはんだ付けしました。 両方利用できるのは便利ですね。はんだ付けも楽しいし。

キースイッチ設置

親指以外にはKailh Box Silentのピンク軸(Kochi Keyboardから)、親指にはKailh Input Club Hako Violet(AliExpressで購入したもの。リンクは遊舎工房のもの)をつけました。 どちらもそれほどぶれもないものです。Silent ピンクはリニアで静かでそれほど力がいらないスイッチになっています。 親指はタクタイルで小気味のいい音が気に入っています。Sofleもこのキースイッチになってます。

キーキャップ+キーマップ

お試しにXDAのキーキャップをはめてみたのですが、キーの境目がわかりにくく、タイプミスが多かったです。 その後のツイートにあるようにOEMに切り替えています。

キーマップについては、Lunakey Miniの作者のYoichiroさんが作ったRemapというブラウザベースでキーマップの書き換えができるツールで楽々変更ができました。JISキーまで対応しているのでJISベースでキーマップを作成している私にはうってつけでした。 Remapの利用方法についてはサリチル酸さんのブログが詳しく書いてあります(本当に頭が下がります)。

BLE + LPME-IO化

ここまでで、USB接続で動作はしていたのですが、Sofle同様に3台をBluetoothで切り替えながら使いたかったので、 Corne Light v2につけていたBLE+LPME-IO(Corneの実装などは前のブログを参照)を抜き取って、Lunakey Miniに移植してみました。

BLE ProMicro化は作者の方のブログで行われていたので、LPME-IO対応も何とかなるだろうと。

LPME-IOへの対応はCorneとSofleの時に行なったこともあり、なんとなくあたりがついていました。 流れとしては、以下の通りです。

  1. BLE Micro Pro用の設定ファイルを作成
  2. LPME-IOのジャンパをはんだでブリッジ
    • 1.で生成したコンフィグから、Corne Lightと同じ個所のジャンプをすれば良いとわかったので今回はスキップ
  3. TRRSのI2C対応
    • Corne LightのLPME-IO対応の時と同様にSDAとSCLをTRRSの足にショートカット
    • ただ、今回右手側は、下記ツイートのようにOLEDの足からTRRSの足にショートカットしました。Corneの基盤を見ていた時にこれでも行けそうだな?と思っていたので、試してみた次第です。ちなみに、左手はCorneの時と同じPro Microから長い銅線を引っ張っています(電池基盤があったので、外すのがめんどくさかったため)。
  4. BLE Micro Proにファームウェア書き込み

といった感じです。キーマップが設定されていないので、Remapで設定しなおしました。 Remapは、キーマップをPDFで出力する機能までついていて、すごくいいですね。サイコー

傾斜がつくように奥側に高さを出すためのゴム足を貼り付けました。 あとは、3台のPCにBluetoothで接続すれば終了です。 (AD_WO_Lのキーを利用して追加していくのを毎回忘れる。。。)

疑問点

ちょっとだけ疑問点がありますが、時間があればそのうち調べるかな。

  • Remapはクラウドに設定ファイルをセーブできるけど、json形式で手元にダウンロードしたりはできないのかなぁ?
  • LEDは有線じゃないと点かないみたいだけど、音はどうなんだろう?
    • 音が出せそうなら、Bluetoothの接続切り替えするときに音の出方を変えるとかをやってみたいなぁ。

まとめ

ということで、Lunakey Miniを組み立てて、BLE+LPME-IO対応してみました。 はんだ付けはだいぶ慣れてきましたし、今回もトラブルがあったおかげでテスターを利用して、どのあたりがおかしいかという調査をするのも慣れてきました。 あとは、キーの配置の違いを体感して、どれが自分に合ってるかなぁ?というのを試したり仕様と思います。 ロープロファイルも試してみようかな。

あ。もちろん、このブログは組み立ててBluetoothで接続したLunakey Mini Rev5、Kailh Box Silentピンク軸+Input Club Hako Violetで書きました!!久々に数字列がないので記号入力とかがちょっとバタバタしましたw


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