目次
最近忘れやすいので、記録しておこうかと。 読んだスライドの簡単な内容と感想です。 ちなみに、スライドの一覧はこちらです。 ※スライドへのリンクはすべてPDFへのリンクになっていますので、注意が必要です。
Solrの次期バージョン4.0で採用される機能の紹介でした。 紹介されているのは次の機能。各機能について、JIRAの番号も記載があるので便利ですね。
- DirectSolrSpellChecker
- NRT (Near RealTime search)
- Realtime Get
- SolrCloud - search side
- SolrCloud - indexing side (WIP)
これまでと異なるSpellChecker、Commit前のデータが検索できるNRT(なんでNRSじゃないんだろう?)、Commit前の登録済みデータを取得することが出来るRealtime Getなどの簡単な紹介です。 あと、個人的に興味のあるSolrCloud周りが絵付きで紹介されてます。ZooKeeperもちょっと出てきます。 まだ、ちゃんとまとめてないですが、NewSolrCloudDesignの翻訳したものも参考までに。(その1、その2)
Archive-It: Scaling Beyond a Billion Archival Web-pages
InternetArchiveの事例紹介。1996年からWebページのアーカイブを行なっているサイトですね。 その一部でSolrが利用されています。 「1,375,473,187 unique documents」との記述もあり、データ量が巨大です。 データ量が多いのに、ここでFieldCollapsing/Groupingも利用しているようで、インデックス作成、検索両方に対してカスタマイズしたものをgithubで公開している模様です。
[**Scaling search at Trovit with Solr and Hadoop**](http://www.lucidimagination.com/sites/default/files/file/Eurocon2011/MarcSturlese_scalingsearchTrovit_eurocon2011.pdf)
次は、Trovitという会社のSolr+Hadoopの事例紹介です。 最初はLuceneをベースに検索サーバ作ってたけど、Solrが出てきたので、Solrを使うようになったようで。 データ保存先として最初はMySQLを利用してDataImportHandlerでSolrにデータ登録してたけど、 データ量が増加するが、MySQLのShardingが面倒なので、Hadoop(Hive)でデータをパイプライン処理してSolrのインデックスを作成しましょうという流れになったようです。 私が以前、Solr勉強会で紹介したSOLR-1301のパッチをベースにMap/Reduceの処理を2段階にして性能をアップさせたという話が記載されてました。 ただ、これで早くなるのかはよくわからないんですが。。。 一応、資料では、いきなり大きなSolrのインデックスを作らずに、最初のM/Rで小さなインデックスを作成し(TaskTrackerの数>>Solrのshardサーバ数だから小さくしたほうが速い?)、 2段目のM/Rでインデックスをマージしてshardサーバ数のインデックスに集約する?という形みたいです。 (英語力のなさが。。。) あとは、テキスト処理を幾つかHadoopでやってますよという紹介でした。 SOLR-1301の利用者が他にもいて、違うアプローチをとっていたのが印象的。 毎回全データインデックス生成するときは、SOLR-1301を利用してshard数が増えてもすぐに対応が可能になるので、 かなり便利ですよ。
Etsyは個人の作家(編み物とかシールとか)の方が出店するためのショッピングモールのようなサイトです。 実は、最近、MacBookAirのステッカーを購入したのがここでした。 で、検索にSolrを使っています。 面白いのが、検索サーバとWebアプリ(PHPで書かれている)の間のデータのやり取りにThriftを利用していること。 Solrの前にThriftを話すサーバを別途用意しているようです。ネットワークのデータ量を減らすことが目的らしいです。 そのあとは、少しThriftのサーバでのLoadBalancingの話が続きます。 次にレプリケーションの性能問題のはなし。定期的にレプリケーションに異様に時間がかかるのが問題になったようで、 Multicast-Rsyncを試してみたけどダメでしたというはなし。 Bit Torrent + Solrという組み合わせで回避したらしいのですが、いまいち仕組みがわからなかったです。。。 こちらもgithubに公開されている模様。 あとは、QParser、Stemmerをカスタマイズしたものの話です。
Architecting the Future of Big Data and Search
LuceneのカンファレンスにHortonworksが出てきてびっくりしました。 まぁ、Luceneの生みの親=Hadoopの生みの親ですから、問題ないのかもしれないですが。 大半が予想通り、Hadoopに関する話でした。 知らないApacheのプロジェクト「Ambari」というのが出てきました。これは、HadoopConferenceJapan2011 Fallでの発表にもチラッと出てきたようです。 「Ambari is a monitoring, administration and lifecycle management project for Apache Hadoop clusters.」ということで、Hadoopクラスタの統合管理のツールになるんでしょうか? 最後の2枚くらいにLuceneが出てきます。絡めてみたって感じですかね。
Configuring mahout Clustering Jobs
今度はMahoutが出てきました。はやりのものが満載です。 まぁ、MahoutもLuceneのインデックスを利用するという話もありますので。 スライドはクラスタリングとはどういうものか、Mahoutの説明とテキストクラスタリング処理のお話、最後はstuckoverflowでのMahoutとSolrの活用の仕方について。
ということで、英語力がない中、かなり流し読みな感じですが、あとで思い出すために書きだして見ました。 何かの役に立てれば幸いです。
他に、こんなスライドが面白かったとか、このスライドについても書いてほしいなどあれば、コメントください。
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