目次
Merry Christmas! Elastic stack Advent Calendar 2016 最終日の記事になります。
簡単に今年の変遷を振り返ってみます。
Elasticsearch 2.2 (2月)
クエリプロファイラやGeo系の性能改善などが取り込まれました。 また、同時期にリリースされたKibana 4.4ではColor pickerやShare用のURLの短縮化機能なども追加されました。
第2回目のユーザカンファレンス、Elastic{ON}開催(2月)
サンフランシスコで、弊社第2回目のカンファレンスが開催されました。 2015年の会場よりも大きくなり、多数の方に参加いただきました。 ここで、以下の発表がありました。
Elastic StackとX-Packの紹介
これまで、ELK stackと呼ばれて意味明日が、Beatsチームの参加により、ELKだけではなくなったこともあり、Elastic Stackと呼び名を変える事になりました。 また、Marvel、Shield、Watcherなどの商用の拡張機能についても、 単体の名称ではなく、X(Extension)-Packと1つの名前になる事に。 詳細については公式のブログをご覧ください。
Elastic CloudとElastic Cloud Enterpriseの発表
2015年にElasticにジョインし、 これまでFound.no(Found)と呼ばれていた弊社のElasticsearch as a ServiceがElastic Cloudと名称変更しました。 また、Elastic Cloudで培っているノウハウを詰め込んだElastic Cloud Enterpriseも発表しました。実際に利用可能になるまでには まだもう少しかかってしまいますが、アルファ版が公開されていますので、興味のある方は触ってみてください。
Elastic{ON}2016で撮影された、「Elasticsearchがないあなたの人生はどうなりますか?」 といった面白い動画も公開されています。
Elasticsearch 2.3リリース(3月)
Reindex APIが登場し、Mappingの変更やShard数の変更など、色々とデータの更新などがやりやすくなりました。 また、Task Managementの機能も追加され、長時間かかる処理を間違った場合などの対処が楽になりました。 個人的には、Deprecation Loggingの機能が導入されたことが嬉しいこととなります。次期メジャーバージョンで廃止される機能についてログに出力されるようになりました。 実際に運用されているアプリで利用している機能が今後なくなるかどうかをログを見るとわかるという仕組みです。
Rally登場(4月)
Elasticsearchのベンチマークツールがリリースされました。 定期的にElasticsearchの性能を計測することは問題点を見つける事に役に立ちます。そういった手助けをしてくれるツールが公開されることは非常に便利なことかと。
Elastic Stack 5 alpha1 リリース(4月)
Ingest NodeやLucene 6、新しいKibanaのUIなど多くのものが詰まっていました。ここから多くのユーザにテストしてもらい、5.0の正式リリースを迎えることができました。
Elasticsearch 2.4.0リリース(8月)
2.xの最後のマイナーバージョンリリースです。 Reportingなどの追加とドットつきフィールド名の復活がありました。
Elastic Stack 5.0.0 beta1 リリース(9月)
ついにベータです。Painlessがスクリプトのデフォルトになったり、TimelionがKibanaに取り込まれるなど、正式リリースまであと少し!
Prelertチームジョイン(9月)
Machine Learningエンジンを開発し、Elasticsearch,Kibanaとの組み合わせの製品をリリースしていたPrelertという会社がジョインしました。 Elasticsearchに保存された多くのデータをより活用していただくことができるかと思います。 Elastic{ON} Tour 2016 Tokyoで弊社SAの大輪の発表も人気があるものでした。まだベータ段階ですが、利用して見ることも可能です。 ビデオなどが公開されたらまたツイートしようと思います。
Elastic{ON} Tour Tokyo 2016開催(12月)
今年で2回目のTokyoローカルの1日イベントでした。 ブログは「まだ」書いてませんが、、、今回も盛りだくさんのイベントになりました。 早朝のトレーニング(ハンズオンではない)にも80名近くの方に参加していただけましたし、私はKibanaのキーノート+デモという大役をもらいましたし、ちょっと大変でした。 今年もAMA(Ask Me Anything)ブースが大盛況でした。 色々な方から、弊社のサポート、開発者が色々な質問を受け、それに答えるという形です。楽しんでいただけたかと思います。 来年もぜひ開催したいなと思っています。
また、Elastic{ON}17のセッションもいくつか発表されています。 ぜひ、サンフランシスコで行われる本場のカンファレンスにもご参加ください!
来年は?
1月後半か2月にElasticsearch勉強会を検討しようと思っています。スピーカーに興味のある方は連絡いただければと。
会社としては、Elastic{ON}2017が3月にまた開催されます。これで3回目となります。もちろん私も参加予定なので、参加される方は、現地で会いましょう!
そのほかにもBIG DATA ANALYTICS TOKYOやオープンソースカンファレンス(大阪)、デブサミといったカンファレンスに参加(登壇・ブースなど)予定です。 参加される方は、ぜひブースまでお越しください。
では、また来年のAdvent Calendarでお会いしましょう!
comments powered by Disqus
See Also by Hugo
- 2018年のElastic StackとElastic
- 2019年のElastic StackとElastic
- 第15回Elasticsearch勉強会を開催しました。 #elasticsearchjp
- 2015年のElasticsearch
- 2017年のElastic StackとElastic