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今年の春くらいから、セパレートタイプのキーボードが気になっています。 また、なんか知らないですが、Twitterのタイムラインが自作キーボード(DIYキーボード)で盛り上がってる気がします。 (たぶん、気になってるから余計目についてる)。 これとか。このスライドから、自分がやってるのは「まだ」DIYキーボードだなということで、タイトルに使ってみました。
#toruby "DIYキーボードは実質Ruby" 本日のスライドです! とちぎでこの話をできてよかった!!!q: https://t.co/RJot71Ngu9
— Kakutani Shintaro (@kakutani) September 12, 2020
セパレートタイプのキーボード
今年の夏まではMac Book Pro 16インチのキーボードを利用していました(参考:自宅の作業環境(2020))。 これまで、自宅で作業することよりも、外で仕事をすることが多く、また、外といっても様々な場所(サムライズムだったり、オフィスだったり、カフェだったり)で作業をすることが多かったので、ノートPCのキーボードにしていました。流石にキーボードを持って歩くほどは気にしていなかったので。
ただ、コロナウイルスの影響もあり、ほぼ自宅で作業することとなりました。 となると、前から気になっていたセパレートタイプのキーボードが俄然気になり始めます。 (といいつつ、寄り道してたりしますが)
気になっていたのはこのあたりなのですが、
流石にいきなり行くにはちょっと気が引けるなぁと(なかなかいいお値段)。 また、自分が日本語キーボードを利用しているというのもちょっとあります。
キースイッチの感触を知りたくて
ただ、日々、楽しそうな自作キーボードの記事や画像が流れてきます。 で、思い出したのが自分の趣味。プラモデルです。色を塗ったりはしないですが、組み立てるのは楽しいなと。 じゃあ、趣味と実益を兼ねればいいのでは?(ほんとか?)となり、作る気になってきました。
ただ、全く知らない世界だし、どんなものなんだろう?と。 市販のキーボードでも、キーの押し具合が色々合ったり、形もまちまちです。 また、このご時世ですので、自宅からあまり出ていないので遊舎工房さんなどに遊びにも行けず。
そんなところに流れてきたのがキースイッチのテスターでした(世の中誘惑だらけ)。
「なるほど、これでどんな感触かわかるじゃないか!」と、気づけばポチッと押していました。。。 届いて、「ふむふむ、これがこういう感触なのか。なるほど」ポチポチ押しながら、さらに自作キーボードについて調べていきます。
いろんな感触なんだなぁ pic.twitter.com/PaGDMIRJiv
— Jun Ohtani (@johtani) September 22, 2020
キースイッチのストロークの深さを知りたくて
まぁ、当たり前なのですが、先程のキースイッチテスターどこにもつながっていません。 キーボード触ってるとわかりますが、ストロークが違いがあるんですよ。 ただ、これだとわからない。けど知りたい。
で、ググっているとArduinoを使ってLチカやってる人とか、キー入力させている人がいるじゃないですか。 これでは?そういえば、Arduinoもどきうちにもあるぞ?と。 で、準備をしていたときに見かけてしまったのがこのツイートでした。。。
https://t.co/ALl7OcRVRa 高機能テスターとしてもおすすめ
— Kakutani Shintaro (@kakutani) October 4, 2020
やられてしまいました。。。
dozen0作りました
ということで、前置き長かったですが、Dozen0というキーボード(マクロパッド?)を遊舎工房さんから購入して作ってみました。 手順はビルドガイドという形でまとまっています。
基本的にはこれに沿って作成しました。
パーツと手順の確認
さてと。 pic.twitter.com/GTBJ7zDleN
— Jun Ohtani (@johtani) October 10, 2020
まずは入っているパーツがきちんとあるか確認します。 また、ビルドガイドでどんな作業があるのかをざっと眺めておきます。 まぁ、プラモデルといっしょですよね。
キットにはキースイッチとキーキャップは含まれていません。これはご注意ください。 私は、キースイッチテスターとして入手していたキースイッチとキーキャップがどんな押し具合なのかを確認したかったので特に問題ありません。
ハンダづけ
はんだ付け用に揃えた道具です。「自作キーボード ハンダゴテ」とかでググると出てきたものがこれだったので。 デフォルトのコテ先ではなく、2Cのコテ先に付け替えてから作業を開始しました。
私の持っていたソケットはCherry MX系なのですが、気が向いたらKailh Chocも試したくなるかも?ということで、 すべてはんだ付けしました。本格的にはんだ付けしたのは大学以来だからもう20年近く経ってますね。 ソケットの足をプリント基板にはんだ付けするのですが、2Cのコテ先が大きくなかなか手こずりました(これがこのあと問題を引き起こしました)。
ソケット、リセットスイッチ、ProMicroをはんだ付けすればはんだの作業は終了です。
— Jun Ohtani (@johtani) October 10, 2020
— Jun Ohtani (@johtani) October 10, 2020
スイッチの取付と組みたて
試したいキースイッチを選んでトッププレートにつけていきます。
キーテスターからスイッチとキーキャップ持ってきて完成。動作確認はまだなのでまた、最初に戻るかもだけど、、、 pic.twitter.com/ZmBd3bgOKI
— Jun Ohtani (@johtani) October 10, 2020
組み立ても終わり次は実際の動作確認です(ツイートしていますが、予想通りの展開でした)。
ファームウェアの書き込み
USBで接続して、ファームウェアの書き込みです。 書き込み手順はビルドガイドにありますが、QMK Toolboxの使い方やQMK Configuratorの使い方は以下のサリチル酸さんのブログがわかりやすかったです。
実際に書き込んで動かしてみると。。。。
うーん、上半分が死んでる気がするなぁ。
— Jun Ohtani (@johtani) October 10, 2020
デフォルトキーマップの書き込みはできたけど、カーソルの上とかバックスペースが入らないw
とりあえず、もう一回確認してみた。デフォルトのキーマップで、「Cut」「Paste」が強く押さないと入力されない。UpとDeleteは動くようになってた。CopyとBkSpがうんともすんとも言わない。下段のキーは全部動く。https://t.co/zEyINdAK6t
— Jun Ohtani (@johtani) October 10, 2020
といった具合に上半分が動作があやしいです。
再度、はんだ付け
ということで、ネジを外して上の段のソケットをはんだで温めてみると、片側だけ温めるとはずれるじゃないですか。 どうやら、うまくソケットの足が基盤にはんだ付けできていなかったようです。 この時、最初に作業したときに2C型のコテ先が大きくて、ソケットの足に入らなかったのを思い出したので、 最初にはんだごてについていたコテ先に戻してから作業をしました。 これだとソケットの足の隙間に入るんです。ということで、挙動のおかしい上段のソケットをすべてつけ直したところ無事動作しました。
上の段、全体的にソケットがうまくはんだ付けできてなかったみたいだった。今回はMX系のスイッチしかないので、Kailh Chocのソケットの導通は未確認。ざっとブログにまとめるか。
— Jun Ohtani (@johtani) October 10, 2020
現在のキーマップ
これが今のキーマップです。仕事中のBGMをラズパイ4の音楽プレーヤーで流していますが、
部屋から出るときや、打ち合わせがあるときに音楽の停止、開始などを画面共有経由でやっています。
が、わざわざマウス移動するのもめんどくさいなと。これに使えそうだというのもあったので、Dozen0を購入したというのがあります。
残念ながら、Prev Track
とかがうまく動かないので、ショートカットを調べてキーマップ書き換える予定ですが、非常に便利になりました。
まとめ
ということで、Dozen0を作ってみましたが、楽しかったです。すんなりと行かなかったのがまた良かったです。 試行錯誤して動いたときの喜びが何倍もありました。また、キースイッチの感触も知ることができました。 たぶんGateron Silentクリア軸もしくは赤軸くらいが良さそうだなぁと(こうやって沼へ。。。)。 キーマップの仕組みを調べたり、もっと面白い使い方できないかな?と探りつつ、次のステップに進もうかなと。
次は本格的なセパレートタイプのキーボードを作る予定です。が、お店のオープンを待ってからということになってます。はやくオープンしないかなぁ!!
がんばって!!
— Jun Ohtani (@johtani) September 29, 2020
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